南極点でくらす1年間のきろく

アイスキューブニュートリノ望遠鏡のWinterover(越冬観測員)として、1年間南極点のアムンゼン・スコット基地に滞在しています。家族、友達のみんな、まだ生きてます。

マクマードつづき

マクマードは吹雪いています。 遠くへのトレッキングには行けないので、近所のスコットベース(ニュージーランドの基地)に買い物に行ったり、相変わらずペンギンや砕氷船を眺めたりしてます。

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少し進んでは後ろに下がって、勢いをつけて前方の氷を砕いて進んでいきます。

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あーペンギンだ。こんなにたくさん見れるのはラッキーらしい。

他の時間はクライストチャーチに戻るために同じくマクマードに滞在している他のIceCubeのメンバーと食堂、図書館、バーやコーヒーハウスなどでだべっています*1。 みんなやることを終えてきているので、とてもリラックスした雰囲気です。 みんなでゲラゲラ笑いながら楽しく時間をすごしています。ずっと明るいし。

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バーのなかにある卓上カーリングみたいな遊び。

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超真剣に遊ぶ物理学者たち。

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みんないっしょに越冬できれば楽しいのに。

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彼もアホほど賢い物理学者です。

明日にはみんな南極大陸を離れます。ぼくは南極点に戻ります。次に土を見るのは11ヶ月後です。

*1:マクマードはなんでもあるのです。