RGB and P
ある休みの日、早い時間にコインランドリーで洗濯をすますと、その日の予定はもうないことに気がつきました。
その日は雨でした。
どこかにでかけるにはおっくうです。 でもなんかこう、ガッとアウトドアな気分でもあります。 部屋に戻って、コーヒーを飲みながらNetflixと危うく一日を潰しかけるところ、はっと答えが見つかりました。
ポケモンです。
ソファでくつろいだまま、ポケモンと一緒に世界をかけめぐる大冒険ができます。 今日やること決まりました。
ポケモン、最新作は"ポケットモンスター ソード・シールド"だそうです。 コンソールはニンテンドースイッチですか。 なんとポケモンの総数は1,000を超えるようです。
なんだそれは。そんなもの認められません。
コンソールはゲームボーイ一択です。
それにポケモンは151匹で十分です。
それ以降のパチモン新しい仲間たちにかまう必要はありません。
半ズボンに履き替えて、マディソンのレトロゲーム屋めざしてバスに飛び乗りました。
客はまったくぼくひとり。 店の奥でおっちゃんが何か作業しています。買い取ったゲームの修理でしょうか。 たどり着いたゲームボーイコーナーで探す欲しいカセット*1は、赤緑青ピカチュウ版のいづれかです。
ショーケースの前で小一時間潰したのち、最終的にはゲームボーイカラーを買って、カセットはピカチュウ版にしました。
なぜ初代の赤緑版でないのか、という声もあるでしょう。 でも、ピカチュウ版のヒトカゲ・フシギダネ・ゼニガメの3種がすべて手に入るというチート仕様の前になすすべなしです*2。 当時からお気に入りのゲンガーとフーディンを入れたら、”ぼくのさいきょうのパーティ”が完成です。
ゲームボーイの右側面のとこのスイッチを入れた瞬間*3、当時の思い出がフラッシュバックします *4 *5 *6。 社宅の小さい庭先でずっとやってたなあ。
勝手知ったるポケモンですが、変わったことは全部英語だということです。
郷に入っては郷に従えといいます。 しょうがないので英語です*7。 Pokéballで捕まえたPokémonをProfessor OakにもらったPokédexに登録していきます。
各ポケモンに友達の名前をつけてケラケラ笑いながらプレイしていると、あっというまに数時間が経ちました。
ふと、フーディンをゲットするため、ケーシィからユンゲラーとレベル上げしているときに気が付きます。
そういやフーディンとゲンガーは、どっちも通信ケーブルで交換しないと進化しないやつじゃん...
2019-2020シーズンのアムンゼン・スコット基地の越冬隊のなかに、ゲームボーイとポケモンと通信ケーブル持ってくる人がいる可能性って一体何%でしょうか。