南極点でくらす1年間のきろく

アイスキューブニュートリノ望遠鏡のWinterover(越冬観測員)として、1年間南極点のアムンゼン・スコット基地に滞在しています。家族、友達のみんな、まだ生きてます。

さようならマディソン

きょうでマディソンを離れます。

f:id:talking_penguin:20191021005213j:plain
ここからは南極点まで片道切符です。

気候も、マディソンの冬を経験していないのでフェアな見方ではないですが、ぼくが滞在した夏から初冬*1にかけてはとても過ごしやすくて最高でした。 人も食べ物も、街の雰囲気もすごくよいところで、みんなマディソンに住んだらいいっすよ。

どうもありがとうマディソン。

マディソンを後にして、一路アメリカ南極プログラムの本拠地があるコロラド州デンバーに向かいます。 ファイヤーファイタートレーニングとチームビルディングのためです。 これが済むと、いよいよ(ニュージーランド経由で)南極に突入です。

少し遅れて到着したデンバーの空港から、ホテルに向かいます。 タクシーの車窓から周りをみていると、無限に広がるだだっ広い高原みたいなとこの遠くに山脈(ロッキーマウンテン?)が望めます。 夕暮れの強い日差しが逆光になっていて分かりづらいのですが、山並みの麓にビル群が見えてきました。 きっとあそこがデンバーのダウンタウンなんでしょう。 よくこんなとこに街を作ったもんです。 気分は完全にオン・ザ・ロードのサル・パラダイスです。

f:id:talking_penguin:20191021131840j:plain
じっさいはこの写真の一億倍きれいでした。
 

 

明日からはファイヤーファイターになるためのトレーニングです。 いったい何するんでしょうか。

f:id:talking_penguin:20191019095220j:plain
こういう感じだったらやだな。

何が不安かって、明日の集合時間は朝7時です。不安だ。

*1:秋は半日くらいしかなかったような気がします。