ライアン
週末になってもどこかに出かけたりすることが不可能*1な越冬中の南極点です。
みんな好きなように楽しむのですが、土曜日の夜はラウンジに集まって、のみながら話したり、ビリヤードしたりする人が多いです。 ラウンジにはスピーカーがあって誰からともなく好きな音楽を流すのですが、ライアンのアイフォンが繋がれた場合、問答無用でメタルです。 音量は常に「ちょっと音下げてくれる?」くらいのレベルの3倍です。
そういえば、メタルのこと何も知りません。タモリ倶楽部に出てくる日本語がめちゃくちゃうまいマーティンなるひとが有名なメタルバンドの一員、ということしか知りません。聖飢魔IIがメタルならそれも知ってます。大学のときに髪がスイカ色(模様)の友達に教わりました。
「メタルっていろんな種類があるんだよね?」と聞いたが最後、ライアンのレクチャーが始まりました。
- デス・メタル
- ブラック・メタル
- ヘビー・メタル
- トラディショナル・メタル
- グラインドなんとか
- メタルに寄せてきたパンク
- パンク寄りのメタル
- あとたくさん。(忘れた)
それぞれを代表的な曲を流しながら説明してくれます。聞いたなかでは、トラディショナル・メタルが良いと思いました*2。 講義は進み、気づくとラウンジにはライアンと僕だけです。講義は最終的には、「シアトルに住んでるゴジラがめちゃ好きなライアンの友達によるゴジラをテーマにしたメタル」にまで達しました。これはちなみにすごく良かったです。
当日は、他にもライアンすげえって話がいろいろありました。例えば、「浴びるように飲む」という表現がありますが、ライアンの場合は量は適切でも、文字通りビールを浴びます。びっくりしました*3。
もうひとつは、まだ時間も浅かったころ(まだメタルじゃなかったころ)、ラウンジの逆側で何人かが、風船が空中のある一点で静止するように重りを足したり減らしたりして遊んでました*4。そこでライアン、的に刺さったままになってたXXXを浮かんでた風船めがけて投げつけたりします*5。風船の周りにいた人騒然です。
何が一番メタルか、それはライアンのポジションは基地の安全管理担当なことです。
おしまい。