南極点でくらす1年間のきろく

アイスキューブニュートリノ望遠鏡のWinterover(越冬観測員)として、1年間南極点のアムンゼン・スコット基地に滞在しています。家族、友達のみんな、まだ生きてます。

ホアキンフェニックスとタケカワユキヒデのはなし

金曜日のよる、映画を見に行きました。

バットマンの悪役であるジョーカーについて焦点をあてた映画、その名も”Joker”です。 YouTubeで地獄のようにCMが繰り返されるなかで、主役の人の雰囲気が圧倒的だったので見に行く気になりました。

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あー、ホアキン・フェニックスって聞いたことありますね。それにしても、これ良いポスターっすね。

Wikipediaいわく、彼は"Walk the Line"とか"Her"のひとなんですね。 どっちの映画でも素晴らしいかったので、この映画もきっと間違いないでしょう。

いよいよ映画がはじまって、ホアキン・フェニックスが喋り始めます。

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いまのとこ、生まれ変わったらなりたい顔オブ・ザ・イヤーです。

その瞬間、はっと、恐ろしい気持ちになりました。 アホほど大きなスクリーン一杯に映し出された、めちゃめちゃ迫力ある顔立ちのホアキン・フェニックスの口からでる、言葉はすべて英語なのです。 なに言ってるかよくわからないのです。

毎日英語で四苦八苦しているので、よくも悪くも、何言っているかわからない状況に慣れちゃってると思っていました。 でも大画面のせいか、ホアキン・フェニックスのせいなのか、なぜだかはわからないのですが、この瞬間は本当に心の底からヒヤッとしました。 英語の字幕も当然ないので、心理的につかまるロープがないというか、一気に置いていかれたような気分だったかもわかりません。

でも、すぐに慣れました*1。 落ち着けば、こんなもん簡単ですよ*2

映画はとてもおもしろかったです。 内容ももちろんですが、どのカットも色合いとか構図がすばらしくカッコいいのです。 いやあ、映画をつくるひとって本当にプロフェッショナルだなあ、と間抜けな感想を2時間の映画中思ってました。 Photoshopに色合いをJoker風にするプラグインとかないですかね。

友達にこの映画のことを話したら、”僕はスーパーヒーローものとかは観ないから。”と言っていました。 気持ちはわからなくもないですが、彼はすぐにでもホアキン・フェニックスに謝るべきです。 アベンジャーズ的な、そういう映画とは少し違うと思います。 みなさん、ぜひ観てみたらよいでしょう。

 

ところで、最近タケカワユキヒデが僕の夢のなかにでてきたので紹介します。

彼が言うには、”ミュージックステーションに出たことがないのでどうしても出たい。”、それに”(ゴダイゴの曲である)ガンダーラ好きなひとなんて僕しかいない....”とのことです。

夢にタケカワユキヒデが出てくるっていうのは、いったい何の暗示なんでしょうか?

タケカワユキヒデさん、大丈夫ですよ。ガンダーラは良い曲ですよ。

 

知るかそんな話、と思った方はこちらのきれいな南極の写真がのっている昨日のエントリーを見てみてください。 talking-penguin.hatenablog.com

*1:何言っているかわかんなくても、適当に脳内補完です。

*2:Netflixにアップロードされたあと2回目字幕付きでゆっくり観りゃ良いわけです。簡単です。