南極点でくらす1年間のきろく

アイスキューブニュートリノ望遠鏡のWinterover(越冬観測員)として、1年間南極点のアムンゼン・スコット基地に滞在しています。家族、友達のみんな、まだ生きてます。

夏至

IceCube Laboratory (ICL)で仕事を終えてアムンゼン・スコット基地にもどる途中、とても印象的な光景がひろがっていました。

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ちょうど太陽の真下にあるのがアムンゼン・スコット基地です。

ジョンいわく、今日は夏至だそうです。 南極点では、夏至といってもいちばん日が長い日というわけではありません。 なにしろ夏の間は毎日24時間太陽が昇っているので*1。 きょうは太陽の位置がいちばん高い日だと思います。

もう夏が折り返しですか。これからは日を追う毎に太陽の位置が低くなっていって、ついには地平線に隠れて長~い極夜がやってきます。

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クリスマス休暇を目前にした日曜日のきょう、IceCubeではいろんなものがぶっ壊れてしまい対応が大変でした。

太陽のまわりに見える輪っかみたいなのですが、Sun dogとかいうやつのはず。

言いたいことは、小難しい話はおいといて、太陽すげえきれいだったということです。

夏真っ盛りのきょう、南極点の気温はマイナス25度でした。

*1:日の出、日の入りはそれぞれ一年に一度だけです。