アムンゼン・スコット基地がおれを殺しにかかっている
アムンゼンの日誌を読み終わりました。
talking-penguin.hatenablog.com
南極点到達後に全員死んでしまったスコット隊と違って、アムンゼン隊はわりとドラマ無くスムーズに南極点に到達、母国に帰還できたときいていました。 でも、そんなことはなく大変な苦労の末の偉業であることが、日誌を読んでよくわかりました。 なにしろ1年以上をともにした橇を引く犬たちを、南極点に向かう途中に計画的に食べていく*1という壮絶な旅を経た上での南極点到達です。
彼らが南極点に到達してから108年が経ちました。 南極点に建つアムンゼン・スコット基地には立派なキッチンがあり、専門のシェフが毎日温かいご飯を作ってくれます。 とても美味しいです。 毎食ブッフェ形式なのでステーキだろうがなんだろうが食べ放題です。 以下、例として向こう一週間ちょいのメニューです。 各曜日の昼食 / 夕食です。
- 水曜日:Chicken N dumplings / Grilled Pork Chops (いまここ)
- 木曜日:Beef Tips & Gravy / Chicken Fried Steak
- 金曜日:Fiesta Friday (Cheese Enchiladas) / Red Thai Curry Chicken
- 土曜日:Fried Chicken / Grilled Flank Steak
- 日曜日:Beef Stir Fry / Chanukah Dinner (Braised Brisket Potato Latkes)
- 月曜日:California Chicken Sandwiches / Chicken Cordon Bleu
- 火曜日:Christmas Dinner
- 水曜日:Christmas Day Brunch / Steak and Lobster
- (ちなみに毎食後、おいしいデザートが食べ放題。)
見てください。スタメン全員が2004年のイチローみたいな打順です。 どうみても力を抜けるタイミングがありません。 しいていうなら、月曜日が休息日となりうるか*2。 いづれにせ、毎回全力投球で望まなければならない布陣です。
みんなとも話したのですが、クリスマス・ディナーの翌日がステーキ&ロブスターって、一体全体どうなってんでしょう。 ロブスターが食べ放題なんて聞いたことありません。 そんなの、どっかで漁師にならないかぎり無理*3だと思ってました。 いやあ、嬉しいです。山のように食ってやります。
このまま食い続けたら本当に冬が来る前に、食い過ぎで病気になるとジョンに心配されています。